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（1） 謙虚な姿勢と真心のこもった業務の提供
これからの時代に困難な中小企業経営のサポート役となるべき我々は、その業務を遂行する姿勢が謙虚でなければ市場に受け入れられないことを知らなければならない。勘違いしてはならない。我々の業務は既に中身の勝負の時代を迎えている。謙虚に顧客のニーズに耳を傾け、真心のこもった業務の提供をしなければ顧客の満足は得られないのである。「自分が源泉」という謙虚な姿勢こそこれからの職業会計人に求められる業務姿勢なのである。

（2） 専門性と人間性向上への努力
変革の嵐が吹き荒れるこれからの時代に、我々職業会計人が自己研鑽を怠っていては時代のニーズに対応できないのは明らかである。情報が氾濫する高度情報化時代に、我々専門家集団が自己の専門性を向上させずに生き残れるはずがないのである。しかし、同時にその専門性が単なる「知識」であったとすれば、顧客満足からははなはだ遠いことも知るべきなのである。大切なことは専門性の向上が人間性の向上を伴うことであり、人間的な魅力こそ最大の職業会計人の商品なのである。
職業会計人である我々は、専門性の向上のために積極的に各種研修に参加すると共に自己の商品性を高めるためにも自己研鑽に励み自己の人間性を向上させなければならない。

（3） 信頼される人間関係の構築
これからの職業会計人にとって信頼関係で結ばれた「信頼のネットワーク」こそ、最も大切な自らの財産なのである。なぜなら１人で孤立した職業会計人の無力はこれからの常識になるからである。我々は対外的な顧客や専門家との信頼関係の構築に最大の努力を注ぐ事はもちろん、同じ職場で働く仲間との信頼関係の構築にも情熱を注がなければならない。
職業会計人にとってその周りに集まる人間の量と質はその人の能力の証なのである。