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昭和35年5月、とある片田舎の町に小さな会計事務所が誕生しました。社員は、所長のほかわずか1名の小さな"芽"。しかし、その芽は確かに大空を志していました。
その後事務所は、多くの方々の力強いご援助・ご信頼に支えられ、ともに苦労を分かち合った先達、家族同様の社員とともに、枝をつけ葉を繁らせて、今や県下でも屈指の「総合事務所」として成長致しました。
今に想えば、早くも50年の歳月が経過したことになります。この間、日本経済はめざましい発展を遂げつつも、歴史というその大きなうねりは、多くの企業を生み出し、また消し去っていったまさに"波乱の時代"でありました。「企業の寿命30年」と言われる中にあって、万感せまる想いがいたします。これもひとえに皆さま方のお力添えの賜と心より厚く御礼申し上げる次第です。
当事務所は、開業以来「関与先とともに生きる」を基本理念として掲げてまいりました。早くから関与先のニーズに応じて専門化し、数々のグループ会社を設立、経営・労務面から関与先をバックアップする体制を整えました。また、平成14年には税理士法の改正とともに税理士法人化を果たし、ご要望の多かった静岡・浜松駅前に支店を開設、現在では静岡全県下にネットワークは広がっています。
しかし、足下を顧みれば、50年という歳月の中で、この「関与先とともに生きる」という基本理念の重みを忘れ、サービスの行き届かない面も多々あるのではないかと反省しております。
今般、当税理士法人のホームページの内容を一新し、私どもの方針、業務内容をご覧の皆さまに少しでも分かりやすくご理解いただけるよう、また最新の情報提供を適時に行っていくことができるよう改めさせていただきました。
ホームページだけが一新されたとしても、中身が伴う"変革"でなければ意味がありません。これを機会に、私ども自身も開業時の原点に立ち返って己を深く真摯に見つめ直し、新たな時代に向けて関与先の皆さまとともに更なる繁栄・成長を遂げていく"使命"を再び心に刻み込んでまいる所存です。