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所長挨拶

私は父親とその兄弟で経営しているいわゆる町工場の家で成長しました。
　母は父の会社を手伝っておりましたから、当然私は幼いころから父の車の助手席に乗り父の仕事について回ることになりました。父は家庭では普通に怖い存在でしたが、得意先を回っているときの父の背中は家族を養う為に精一杯がんばっていることも同時に知ることが出来ました。
　学生時代は、先生にとって生意気な生徒だったとは思いますが、当時の担任の言葉で今でも忘れられない言葉があります。担任の先生はおっしゃりました。「歴史は未来を見通す科学だ」と。
　私は今、税理士になりましたが、この言葉は今でも私の中に生きています。
　もし、未来を見通せる・・業種にもよりますが、例えば２カ月先の売上が分かるとか・・人がいるならば、決して誰も損をすることはないでしょう。しかし、実際は、ほんのすぐ先のことさえ誰もわからないのが実情です。
　会計で売上を伸ばすことは難しいですが、将来会社を倒産させない為に今何をすべきかは分かることができます。決算書を読めると思っているレベルでは、中小企業の複雑な会計を理解することは出来ませんが、当事務所は月次巡回監査を通じて、その複雑な中小企業会計を社長の経営判断に役立つ会計へ変えるために日々精進している事務所です。